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注目企業特集

時代の本質を見極め、”次のあたりまえ”を創る――社会課題を成長の糧に変えるヘルスベイシスの挑戦

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株式会社ヘルスベイシス

取締役COO 安田 翔陽様

目次

少子高齢化、労働人口の減少、そして急速なAIの台頭。激動の時代を迎えている日本経済において、既存の枠組みに捉われず、社会課題の解決を起点に事業を展開する企業がある。株式会社ヘルスベイシスだ。同社は「時代の本質を見極め、”次のあたりまえ”を創る」というミッションを掲げ、IT事業(フリコン、コモレビ、Webマーケティング支援事業等)、ヘルスケア事業、そして建設領域などの新規事業へと展開を広げている。

同社で取締役COOを務める安田氏への取材を通じて見えてきたのは、単なる事業拡大ではない。安田氏は社内でマーケティング領域の責任者も務めており、自社の成長を支えてきたという。同氏の語る「事業創出と担い手の輩出が連鎖する社会へ」というビジョンには、新しい社会の仕組みづくりへの真摯な想いが込められている。

主力事業「フリコン」が示す、フリーランス市場への新たな価値提示

ヘルスベイシスの成長を牽引するのが、主力事業である「フリコン」だ。フリーランスのエンジニアと、技術力を求める企業をマッチングするこのサービスは、運営開始からおよそ5、6年で、これまでに1,000社以上の採用支援実績があるほか、登録者数も1万5,000人を突破した。

この成長を支えているのは、安田氏が語る「柔軟でスピーディーな対応」という徹底した現場主義である。一般的に、フリーランスという働き方は自由である反面、案件の獲得や収入の安定性に不安を抱えやすい。安田氏は「早い人だと、仕事を探し始めてから1日、2日で決まったりするケースもあります」と明かす。このスピード感こそが、経済的な不安を抱えるフリーランスにとって大きな安心材料となっている。

また、マッチングの質にも一切の妥協はない。同社では、専属のコンシェルジュがエンジニア一人ひとりに付き、その希望やスキルを深く理解する体制を構築している。

安田氏は専属コンシェルジュ制について、次のように説明する。

安田氏:「担当のコンシェルジュから案件を紹介していく形になるので、色んな人から紹介されて自分のニーズをうまく伝えられないといったことが発生することなく、スムーズに希望の案件が見つかっていくスキームが構築できています」

「企業のニーズに合わせた最適な人材提供と、フリーランスの方々の所得向上やスキルアップに貢献できている」と安田氏が語るように、双方にとっての本質的な価値を追求する姿勢が、こうした成長につながっているといえるだろう。

自社を成長させた「Webマーケティング」を外販する覚悟

ヘルスベイシスの強みは、マッチングの仕組みだけではない。同社は自らを「Webマーケティングに強みを持っている会社」と定義している。事実、フリコンの集客力は、徹底したデータ分析と改善を繰り返す内製のマーケティング組織によって生み出されたものだ。

この自社で培ったノウハウを、他社の事業成長のために提供すべく立ち上げられたのが、2025年9月より正式にスタートしたWebマーケティング支援事業である。安田氏はこの新事業において、既存の広告代理店とは一線を画す「こだわり」を強調する。それは、支援を行うメンバー全員が、実際に自律してWebマーケティングに携わり、自社事業をグロースさせてきたメンバーであるという点だ。

安田氏:「依頼された通りに対応しておしまいではなく、クライアントと同じ目線に立って伴走していくことが本質的な価値提供に繋がる」

時には、ビジネス的な観点から「これはあえてやめておきましょう」と提案することもあるという。

同社のマーケティングチームは少数精鋭であり、現場に大幅な権限委譲がなされている。安田氏は、組織の強みを次のように分析する。

安田氏:「現場が彼らの判断で意思決定できるように権限を移譲しています。それによってメンバーが成長していくことと、スピーディーな意思決定ができることが強みの一つです」

こうした体制が、BtoB領域や人材業界を中心に、相談や受注の広がりにつながっているという。

「人」が介在する領域にこそ、テクノロジーと情熱を

ヘルスベイシスの事業領域は、ITの世界に留まらない。医療・介護分野(ヘルスケア)や、建設業界(施工管理)といった、日本経済の根幹を支えながらも深刻な人手不足に喘ぐ領域にも積極的に進出している。

ヘルスケア領域への参入の背景には、代表自身の切実な実体験に基づく想いがあった。身内の関わりを通じて目にした、疲弊した様子で働く現場の姿。「この人たちの働き方を変えていかなければならない」という想いが、事業の立ち上げ背景となっている。現在は人手不足の解消に尽力しているが、中長期的にはテクノロジーの力を活かし、さらなる課題解決に参入していく構想を描いている。

また、子会社「ヘルスベイシスコンストラクション」が手掛ける建設系人材事業も、時代の変化を鋭く捉えた一手だ。AIの台頭により多くの領域が自動化されていく中で、工程管理や予算管理を担う施工管理の仕事は、当面は人の力が必要不可欠な領域である。

安田氏:「若手人材が、手に職をつけて中長期的に自身のキャリアを安定させていくためのサポートを実現したい」

単なる労働力の提供ではなく、個人の人生設計をも見据えたキャリア形成の場を提供することで、人手不足の解消と社会インフラの維持という二つの課題を同時に解決しようとしているのだ。

事業創出と担い手の輩出が連鎖する社会へ。

ヘルスベイシスが見据える未来は、現在の事業の成功に留まらない。安田氏が語る同社の真のビジョンは、「事業創出と担い手の輩出が連鎖する社会」の実現である。

安田氏:「会社が考えた事業だけをやらせるのではなく、彼らが自ら考えた事業を手がけて社会に貢献できるようになるほど、社会に対する価値提供は大きくなる」

ポテンシャルのある人材に裁量を提供し、会社とともにメンバーを育てていく循環こそが、社会に対する価値提供になるという考えだ。

安田氏個人としても、将来的にはスポーツ(サッカー)を通じた地域社会への貢献や、熱狂を作り出せる場づくりへの意欲を覗かせる。それは、ビジネスで培った力をより広い社会循環へと還元したいという想いの表れだろう。

いい商品があっても、届ける力がなければ社会に価値は届かない。課題があっても、立ち向かう担い手がいなければ解決しない。ヘルスベイシスは、マーケティングという「伝える力」と、事業家を育てる「仕組み」の両輪で、時代の本質を見極めようとしている。同社が次につくる”あたりまえ”がどのような景色を見せてくれるのか、今後の展開が注目される。

主要サービス紹介

  • フリコン(IT事業):フリーランスのITエンジニアと、技術力を必要とする企業をマッチングするエージェントサービス。専属コンシェルジュによる手厚いフォローと迅速なマッチングが特長。
  • Webマーケティング支援(IT事業):自社事業の急成長を支えた実践的なノウハウに基づき、クライアントと同じ目線で事業成長に伴走する支援サービス。
  • コモレビ(IT事業):SES営業の効率を最大化し、成約率の向上を支援するSES営業支援ツール。クラウド上での取引先管理やメール配信予約、AIによる受信メール解析などで情報の属人化を防ぐ。
  • ヘルスケア事業(ケアとも・メディとも等):医療・介護・福祉に特化した人材紹介・派遣サービス。現場の課題解決を通じて、業界全体の働き方改革を目指す。
  • 建設系人材事業: 子会社の株式会社ヘルスベイシス・コンストラクションが展開する、施工管理職を中心とした人材紹介・派遣サービス。若手のキャリア形成を支援する。

記事要約

  • 主力事業「フリコン」の成長:登録者1万5,000人超、1,000社以上の採用支援実績。専属コンシェルジュによるサポートと、最短1〜2日で案件が決まるスピーディーな対応が強み。
  • 事業家目線のWebマーケティング支援:自社事業をグロースさせたノウハウに基づき、2025年9月より正式開始。クライアントと同じ目線で事業成長にコミットする伴走型支援を行う。
  • 社会課題領域への多角化:ITに加え、ヘルスケアや建設(施工管理)など、人手不足が深刻な領域で人材事業を展開。
  • 「事業創出と担い手の輩出」の追求:ミッション「時代の本質を見極め、”次のあたりまえ”を創る。」に基づき、連続的な事業創出と、それを担える人材の育成・輩出を組織の理想とする。
  • スピーディーな意思決定組織:少数精鋭の組織で現場への権限委譲を徹底し、データに基づいた迅速な意思決定と改善を行っている。

取材企業の概要

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企業名
株式会社ヘルスベイシス
東京本社
〒150-0012
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー12F

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