乗客・乗員278人を乗せた全日空機が、エンジントラブルで緊急着陸。
カメラがトラブルの瞬間をとらえていた。

19日午前9時50分、福岡空港の上空付近で視聴者のカメラがとらえたのは、右のエンジンから激しく炎を噴き出す旅客機の様子。

また、別の映像ではエンジン付近が明るく光り、煙を出しながら飛行する様子がとらえられていた。

その時、機内では...

乗客は、「ドーンという音がして、その瞬間に照明というか、機内の照明の一部、全部ではないんですけども、落ちた。機長のほうから、程なくアナウンスがありまして、右エンジンに火災と思われるということで、これから処理をしますという話があった」と話した。

国土交通省などによると、午前9時50分すぎ、福岡空港から羽田空港に向けて離陸した直後の全日空246便から、「右エンジンでトラブルが起きた」と、緊急着陸の要請が入った。

エンジンに異常が発生した便は、およそ20分後の午前10時15分、消防車が待機する福岡空港に緊急着陸した。

エンジントラブルを起こした機体から、乗客が次々に出てきた。

機体には、乗客・乗員あわせて278人が搭乗し、満席に近い状況だった。

これまでに、けが人などは報告されていない。

乗り合わせた乗客は、「離陸して本当に多分、おそらく車輪が納まったかという状況の時に、なにか変な臭いが機内にして。バンとちょっと揺れを感じるような動きがあって、ショックがあって、電気が消えて空調もいったん消えた感じだったので、4、5分後に回復したんだけど、なんとなく緊張感が走った感じ」と話した。

エンジントラブルを起こした便が離陸した際の映像を確認すると、まもなくして、機体右側のエンジン付近から黒い煙が噴き出した。

離陸して、わずか15秒後のことだった。

今回のトラブルについて、元パイロットで航空評論家の小林宏之氏は、「原因は何かというと、2つ考えられて。1つはバードストライク鳥衝突と、あるいはエンジン自体のトラブル。このどちらかによって、不完全燃焼した燃料がエンジンの後方で燃えているということです」と話した。

2007年にイギリスで、バードストライク発生の瞬間をとらえた映像。

航空機のすぐ先に鳥が見えた次の瞬間、右側のエンジンが火を噴き、その後も、炎と黒い煙が。

国土交通省によると、バードストライクによる機体の損傷件数は、2018年の1年間で39件。

そのうち、エンジン・プロペラ部分が最も多い17件を占めている。

福岡空港は、このトラブルの影響で、30分以上滑走路を閉鎖したが、その後、解除。

全日空などは、トラブルの原因をくわしく調べることにしている。

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