60年以上にわたって親しまれてきた上野動物園のモノレールが31日で休止となりました。思い出とともにその姿を目に焼き付けようと、多くの来園者が詰め掛けました。
昼前の上野動物園。東園と西園の間を通る道路で、皆さんが上を見上げています。園内を走るモノレールのラストラン。正式名称は上野懸垂線。昭和天皇も乗せて走りました。開業は1957年。定期運行のモノレールとしては日本で最も古く、あの羽田に向かうモノレールよりも長い歴史を誇ります。ただ、走行距離は300メートル余り。1分半であっという間の到着です。長い歴史と短い乗車時間。まさに唯一無二の存在でした。
運行は東京都交通局。開業当時は、路面電車などに代わる未来の乗り物として期待されていました。現行の車両は4代目ながら老朽化も進み、今後は設備面でも大規模な改修が必要になることから31日をもって運行休止となりました。
午後5時ごろ、予定を20分遅れて最後の列車が西園駅を発車しました。62年の歴史にいったん幕が閉じられました。

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