イギリスのジョンソン首相は、EU(ヨーロッパ連合)離脱協定の「最終提案」を明らかにしました。EUが受け入れなければ、「合意なき離脱」になるとしています。
ジョンソン首相はEU離脱の最終提案の内容を公表し、EUが妥協しなければ「合意なき離脱」になると強調しました。最終提案では、移行期間が終了した時点でイギリス全体がEUの関税同盟から抜けるとしています。懸案だったイギリス領北アイルランドとEU加盟国のアイルランドとの陸続きの国境管理については、「国境周辺では税関チェックをしない」としながらも、具体策は示しませんでした。提案を受けてジョンソン首相と電話会談したEUのユンケル委員長は、「交渉を進めようとする決意を評価する」としながらも「まだ沢山の問題がある」と指摘していて、先行きは不透明なままです。
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